FTD 2016 – Future, Technology, Design –
- FTD2016にようこそ
- 日本ソフトウェア科学会が送るFTD はソフトウェア科学の裾野を広げることを目的として、学会員もそうでない方も、お嬢ちゃん・お坊ちゃんから、ベテランにまで、ソフトウェア科学に魅力をお伝えするイベントです。ソフトウェアにかかわるプレゼンターたちが、情熱を熱く語り、みなさんをソフトウェアの渦で魅了します。四年目を迎える今年も,プレゼンターには最先端領域を切り開く研究者、ソフトウェアのビジネスに展開するエンジニア、夢のようなソフトウェアを開発している人々が集まりました。ご期待下さい。
- 日時
- 9月8日(木) 15:15~16:30
- 場所
- 東北大学 片平キャンパス 電気通信研究所 本館 大会議室 6F M601
鈴木 遼 – 早稲田大学 基幹理工学研究科 表現工学専攻
音や画像で遊ぼう
- 概要
- 音声処理、画像処理、センシングデバイス。私たちの便利で豊かな情報社会は、誰かが作った何かの技術によって支えられています。これらの技術にアクセスできるのは、勉強をした専門家だけなのでしょうか。情報処理の技術を活用して、自分にとって、社会にとって新しい価値を創出するソフトウェアを手軽に自由に開発できる。私たちはそんなデジタル社会で活躍したいですし、そこにもっと多くの人が参加できれば素敵です。手始めに、インタラクションのためのプログラミングツール「Siv3D」を使ってみましょう。わずか数行のコードで、あなたの目の前にあるコンピュータがよりパワフルで魅力的なツールに進化します。
- プロフィール
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- 早稲田大学 基幹理工学研究科 表現工学専攻 長研究室所属(博士後期 1 年)
- 2013 年度 IPA 未踏 IT 人材発掘・育成事業採択、2014 年度スーパークリエータ認定
- プログラミングを楽しく簡単にする、インタラクションのためのプログラミングツール「Siv3D」を開発しています。
- 早稲田大学が運営する小中高生向けの情報科学教室「早稲田情報科学ジュニア・アカデミー」ではプログラミング講座を担当し、実践的なプログラミング知識の普及にも取り組んでいます。
洲鎌 康 – 富士通研究所 メディア処理研究所
ワクワク感をアクチュエートするUIで実現する未来
- 概要
- 画像物体センシングとプロジェクションマッピングを使って実世界と融合した情報フィードバックを行い、
人の感情に働きかけてその気にさせるUI(アクチュエートするUI)の実現に向けた取り組みを紹介します。 - プロフィール
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- 1998年 上智大学 理工学部卒、2000年 東京大学 大学院工学系研究科 修士課程修了。
- 2005年より富士通研究所所属。三次元表示・センシングに関する研究開発に従事。
北村 喜文 – 東北大学 電気通信研究所
人の活動にダイナミックに対応する室内空間型ユーザインタフェースの研究
- 概要
- 私たちは,人の活動や要求の変化に気づき,それに合うような適切な形にダイナミックに変化するようなインタラクティブな情報空間の研究を進めています.講演では,その例として,ダイナミックに変形・移動する机や壁,また人の細かい手指の運動を計測する3次元センシングなど,室内空間型ユーザインタフェースを実現するための研究の一部を紹介します.
- プロフィール
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- 1987年大阪大学 大学院基礎工学研究科 博士前期課程修了.
- キヤノン株式会社,ATR通信システム研究所,大阪大学 大学院工学研究科/情報科学研究科を経て,2010年から東北大学 電気通信研究所教授.博士(工学).